『専業主婦の私には、保険って必要なのかな?』
『どんな保険を考えたらいいのかな?』
専業主婦の皆さんにとって、保険の必要性を感じる瞬間はあまり多くないかもしれません。
しかし、あなたに万が一のことがあったとき、残されたご家族には大きな影響があることもあります。
この記事では、万が一のことがあった時に起きることを知ることで、専業主婦の皆さんにとって保険は必要なのか・必要がないのかを解説します。
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伊藤 貴徳
伊藤FPオフィス代表
【保有資格】
- 1級ファイナンシャル・プランニング技能士
- CFP®︎ CERTIFIED FINANCIAL PLANNER
- 宅地建物取引士
- 証券外務員1種
専業主婦の役割について
専業主婦の皆さんは、家族のために毎日さまざまな事を行っていることでしょう。
例えば、
- 料理
- 掃除
- 洗濯などの家事
- 子どもの世話や教育
など、家庭を支える大切な仕事をしていることと思います。
これらの仕事は、一見目に見えにくいかもしれませんが、家族の生活を快適にし、支えている非常に重要な役割なのは言うまでもありません。
日々の家事、本当にお疲れ様です!
掃除をしたり
洗濯をしたり
料理をしたり
では、なぜ専業主婦にも保険が必要なのでしょうか。
もしものとき、たとえば専業主婦の皆さんが病気やケガで仕事ができなくなった場合、家庭の日常は大きく影響を受けます。
例えば、このようなことが考えられます。
- 家事を代わりに行ってもらうために家事代行サービスを利用する
- 子どもを一時的に預けるためにベビーシッターを雇う
- パートナーが仕事を早く切り上げる等で収入が減少する
保険でその費用をカバーできれば、家族は経済的な安心感を持つことができます。
保険でどんなサポートが受けられる?
保険に加入していると、万が一のときに経済的なサポートを受けることができます。
例えば、医療保険であれば、病気やケガで入院した際の費用をカバーしてくれます。
また、生命保険であれば、専業主婦が亡くなった際、家族に保険金が支払われ、家族の経済的な支えになります。
家族みんなが安心して暮らすために、保険について考えてみることが大切です。
病気やケガが起きるとどうなる?
専業主婦が病気やケガで寝込んでしまうと、家族の生活に大きな影響が出ます。
例えば、ふだん専業主婦の皆さんがしていることができなくなります。
- 料理や掃除、洗濯などの家事が滞る
- 家の中が不便になる
- 子どもの世話や送り迎えなどが難しくなる
これによって、パートナーにも影響が出ることがあります。
保険がどうサポートの役目をする?
専業主婦が医療保険に加入していると、病気やケガで入院したとき、契約時に定めた保険金を受け取る事ができます。
これにより、専業主婦のあなたは経済的な心配を減らしながら治療に専念でき、家族も日常生活を支えるサポートを受けることができます。
また、医療保険から受け取る保険金は、治療費に充てなければいけないという訳ではありません。
治療に専念するために家事代行サービスやベビーシッターが必要になったときの費用も、保険金を充てることにより補うことができます。
専業主婦におすすめしたいのは入院一時金特約
医療保険には「入院一時金」という特約があります。
医療保険に加入している人が病気やケガで入院したときに、一時金でお金が支払われるものです。
このお金は、契約時に定めた金額をまとめて受け取れるので、生活費としても使うことができます。
このように、専業主婦が病気やケガで困ったときに、保険が大きな支えとなります。
家族を守るためにも、保険への加入を検討する価値があるでしょう。
医療保険とはどんな保険?
医療保険の基本的な役割について解説します。
医療保険とは、病気やケガで入院や手術が必要になったときに、その治療費の一部を補助してくれる保険です。
万が一の病気やケガによる治療費が、家計に大きな負担となることを防ぐために販売されている保険です。
- 入院時の経済的サポート
医療保険に加入していると、入院したときに毎日一定額の「入院給付金」が支払われます。これにより、入院に伴う治療費や生活費の一部をカバーできるため、家計の負担が軽減されます。 - 手術時のサポート
また、手術が必要になった場合も、手術給付金が支給されることが多く、大きな手術ほど高額な給付金が得られる場合があります。
これにより、手術に伴う費用の心配を減らすことができます。
医療保険を選ぶポイント
医療保険を選ぶときは、どのような病気やケガに対してどの程度のサポートが受けられるかを確認することが大切です。
また、保険料の額や給付金の条件など、家計に合った保険を選ぶことが重要です。
保障を手厚くすればするほど、保険料は上がります!
特約について
多くの医療保険には、さまざまなオプションが用意されています。
このオプションを「特約」と呼び、がん治療の特約や女性特有の病気に対する特約などがあります。
自分や家族の健康状態やリスクを考えて、必要な特約を付加することで、より充実した保障を得ることができます。
医療保険は専業主婦にとっても、病気やケガによる突然の出費に備えるために役立つ保険です。
自分と家族のために、どのような医療保険が適しているかをよく考えて選ぶことが大切です。
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伊藤FPオフィス代表
伊藤 貴徳
1級ファイナンシャル・プランニング技能士
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専業主婦が亡くなった場合の家族への影響
専業主婦のみなさんは、家事や育児、家族の精神的な支えといった、目に見えない大切な役割を担っているのは間違いありません。
もしも専業主婦が亡くなるという悲しい出来事が起こった場合、その影響は計り知れません。
家事や育児はもちろん、家族の心の支えがなくなることで、大きな悲しみが残ります。
生命保険の役割について見ていきましょう。
- 経済的な影響と保険の役割
専業主婦のあなたが亡くなると、家事や育児を他の誰かが行う必要があります。
そのために外部のサービスを利用するかもしれません。
これには費用がかかるため、経済的な負担が家族にのしかかります。
また、葬儀費用なども考慮する必要があります。 - 死亡保険金のサポート
死亡保険に加入していると、専業主婦が亡くなった場合に保険金が支払われます。
この保険金は、葬儀費用のカバーや、残された家族の生活資金として使うことができます。
また、専業主婦が担っていた家事や育児の代行サービスの費用にも充てることが可能です。 - 遺族への心のサポート
専業主婦の方が亡くなると、家族の悲しみは計り知れません。
このような時、経済的な心配事が少ないほど、家族は亡くなった人を悼む時間を持つことができ、心のケアに集中できます。
保険は、そんな心のサポートにも間接的に貢献することができるのです。
専業主婦も万が一のリスクに備えて保険に加入することは、家族を守るために重要です。
保険を通して、家族が経済的な不安なく、亡くなった人を思い出し、新たな一歩を踏み出せるようにサポートすることができます。
特定のリスクに対応する保険の役割
がん保険について
がん保険は、がんと診断されたときに特別な保険金が支払われる保険です。
日本では多くの人ががんになるリスクがあるため、がん保険はとても重要です。
この保険金は、がん治療にかかる高額な医療費や、治療期間中の生活費などに使用でき、経済的な負担を軽減します。
がん保険は、がん治療に特化した保障
がん保険は、がん治療に特化した保障を提供します。
治療方法によっては高額な費用がかかることがあるため、がん保険があればその費用をカバーできる可能性があります。
また、治療期間中に仕事を休む必要がある場合も、保険金でそのサポートが可能です。
就業不能保険について
就業不能保険は、病気やケガで働けなくなった場合に保険金が支払われる保険です。
専業主婦も家事や育児など重要な役割を担っているため、就業不能保険はその支えになります。
家事や育児ができなくなった場合のサポート
就業不能保険は、仕事だけでなく、家事や育児ができなくなった場合のサポートも可能です。
例えば、専業主婦が働けなくなったときには、家事代行サービスやベビーシッターを利用する費用を保険金でカバーすることができるかもしれません。
このように、がん保険や就業不能保険は、特定のリスクに特化した保障を提供し、専業主婦を含むすべての家族にとって安心材料となります。
それぞれのリスクを考慮し、家族に合った保険を選択することが大切です。
どうやって保険商品を選ぶ?
保険商品は一つだけでなく、複数を比較検討することが大切です。
それぞれの保険でカバーできる範囲や条件、保険料などが異なるため、自分の状況に最も合ったものを選ぶ必要があります。
比較するポイント
- 保障内容: どのようなリスクに対してどれだけの保障があるのかを確認します。
- 保険料: 月々または年間でいくら支払う必要があるのかを確認します。
- 保険期間: 保障が続く期間はどのくらいなのかを確認します。
- 特約の有無: 病気や事故に関する特約が付いているかどうかを確認します。
専業主婦の保険検討ポイントについてまとめました。
必要な保険についてなんとなくわかってきたら、下記のポイントに沿って考えてみましょう。
保険商品の選び方について
自分にとって、どんなリスクに備えたら良いか考えてみます。
・病気やケガの治療費が心配→医療保険
・死亡時に遺族の生活が心配→生命保険
・がんの治療費が心配→がん保険
専業主婦の場合、家事や育児、家族の健康管理など、家事全般のさまざまな役割を担っているため、それらをサポートする保険を選ぶことが大切です。
家族のニーズを考える
家族構成や年齢、健康状態によって必要な保険は異なります。
子どもがいる家庭では、教育費や子どもが独り立ちするまでに必要な保障を、高齢の家族がいる場合は介護や老後の生活費に関する保障など
予算に合った保険を選ぶ
保険にはさまざまな種類があり、保障内容によって保険料も異なります。
家計に無理のない範囲で、適切な保障を提供してくれる保険を選ぶことが重要です。
無理して高額な保険に加入しても、継続が困難になってしまっては意味がありません。