FP相談で準備する書類リスト|住宅購入前診断に持っていくもの

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「FPに相談してみようと思うけど、何を準備すればいいの?」

「書類を揃えないといけないのかな……何から手をつければいいかわからない」

FP相談を検討している方から、こうした声をよくいただきます。

書類の準備が不安で相談の一歩を踏み出せない方も多いのですが、実は完璧に揃えなくても相談はできます。

ただ、持参できる情報が多いほど相談の精度は上がるのも事実です。

この記事では、住宅購入前にFP相談・マイホーム購入診断を受ける際に準備しておくと役立つ書類・情報をカテゴリー別にわかりやすく整理します。

「最低限これだけあれば大丈夫」という目安もお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。

この記事でわかること
  • FP相談に持っていくべき書類・情報のカテゴリーと具体例
  • 最低限これだけあれば試算できる書類
  • 住宅購入前診断で「持っていくと相談が深まる」意外な資料
  • 書類が揃っていない場合の対処法・オンライン相談での対応

✍️ この記事の監修者

伊藤FPオフィス代表 伊藤貴徳

代表・監修者

伊藤 貴徳

伊藤FPオフィス 代表

CFP®認定者 1級FP技能士 宅地建物取引士 証券外務員1種

千葉・東京エリアを拠点に、住宅購入前の家計相談・生命保険の見直し・ライフプラン設計を専門とする独立系FP。
銀行・保険会社とは利害関係のない中立な立場で、30〜40代の子育て世帯を中心に相談をお受けしています。
「借りられる額」ではなく「無理なく返せる額」から一緒に考えることを大切にしています。

🏢 伊藤FPオフィス(千葉県・オンライン対応) プロフィール詳細を見る →
目次

FP相談に必要な書類は大きく3つのカテゴリー

FP相談に必要な書類は大きく3つのカテゴリー

FP相談(特に住宅購入前診断)で使う書類・情報は、大きく以下の3つに分類できます。どれか1つでも持参できれば、相談はスタートできます。

カテゴリー主な内容重要度
① 収入に関する書類源泉徴収票・給与明細・確定申告書など◎ 最重要
② 支出・家計に関する情報家計簿・通帳・毎月の支出メモなど◎ 最重要
③ 資産・借入に関する書類貯蓄残高・ローン残高証明・保険証券など○ あると望ましい

加えて、住宅購入前診断では「検討中の物件の販売資料」があると相談の質が大きく上がります。詳しくは後の章でご説明します。

【カテゴリー①】収入に関する書類

収入に関する書類

住宅ローンの借入可能額や返済計画を試算するために、収入を把握できる書類は最も重要な資料です。

以下のいずれかを持参しましょう。

収入に関する書類リスト
書類の種類対象者ポイント
源泉徴収票(直近1〜2年分)会社員・公務員年収・所得税額が確認できる。年末調整後に会社から発行される
給与明細(直近2〜3ヶ月分)会社員・公務員毎月の手取り・控除内訳を確認できる
確定申告書(直近2〜3年分)自営業・フリーランス・副業あり所得の変動幅・経費計上後の実収入を確認できる
雇用契約書・内定通知書転職直後・これから転職予定の方新しい給与条件を確認するために使用

※ 夫婦で相談される場合は、それぞれ分を用意すると試算精度が上がります。

源泉徴収票は毎年1〜2月に会社から配布されますが、なくした場合は会社の総務部門に再発行を依頼できます。

確定申告書は税務署から取得した控えが手元にある方はそちらをお持ちください。

【カテゴリー②】支出・家計に関する情報

支出 家計に関する情報

収入と同様に重要なのが、現在の支出状況です。

住宅ローンの返済額を設定するには「毎月何にいくら使っているか」を把握する必要があります。

家計簿をつけていなくても大丈夫です。おおよその金額でも十分に試算の材料になります。

支出・家計に関する情報リスト
情報の種類確認できる内容準備方法
家計簿・収支メモ毎月の支出内訳手帳・家計簿アプリのスクリーンショットでも可
通帳(直近3〜6ヶ月分)入出金の実態・毎月の残高推移通帳を持参、またはネットバンクの明細を印刷・画面表示
家賃・固定費の明細住居費・光熱費・通信費など請求書・引落し明細を確認
毎月の積立・貯蓄額どのくらい貯めているか積立定期・つみたてNISA・iDeCo等の掛金額

家計簿アプリ(マネーフォワードMEや家計簿Zaim等)を利用している方は、月次レポートのスクリーンショットや支出集計画面をスマートフォンで表示するだけでも役立ちます。

【カテゴリー③】資産・借入に関する書類

資産 借入に関する書類

現在の資産(頭金として使える貯蓄)と借入(住宅ローン以外のローン)の状況も、返済計画の試算に影響します。できる範囲で揃えておきましょう。

資産・借入に関する書類リスト
書類の種類確認できる内容備考
預貯金の残高確認(通帳・ネットバンク)頭金・諸費用に使える資金の総額複数口座がある場合はすべての合計を把握
NISAロ座・iDeCo口座の残高投資資産の状況住宅購入時に使えるかどうかの確認に使用
生命保険証券保険料・保障内容団信との兼ね合いで見直しが必要な場合に使用
ローン残高証明書・返済予定表自動車ローン・奨学金・カードローンなど住宅ローンの借入可能額の試算に影響する
ねんきん定期便将来受け取れる年金の見込み額老後資金の試算に活用。毎年誕生月に届く

特に住宅ローン以外に自動車ローンや奨学金が残っている場合、借入可能額に影響します。返済中のローンがある場合は、残高と毎月の返済額を事前にメモしておくとスムーズです。

住宅購入前診断に「これも」持ってくると相談が深まる資料

住宅購入前診断にあると相談が深まる資料

上記3カテゴリーの書類に加えて、住宅購入前診断ならではの「あると格段に相談が深まる資料」があります。

FP伊藤

意外と忘れがちなのが「今検討中の物件の販売資料(チラシやパンフレット)」です。なくても相談はもちろんできますが、物件価格・管理費・修繕積立金・所在地などがわかる資料があると、その物件を前提とした具体的な試算ができます。ご相談の中身がぐっと深まりますので、物件の候補が出てきた段階でぜひお持ちください。

住宅購入前診断で「あると相談が深まる」追加資料
  • 検討中の物件のチラシ・パンフレット・資料:物件価格・管理費・修繕積立金・所在地がわかるもの
  • ハウスメーカーや不動産会社からもらった見積書・プラン資料:建物本体価格・オプション費用・諸費用の概算
  • 住宅ローンの事前審査結果(受けた場合):借入可能額・金利の目安
  • 現在の家賃・住居費の明細:購入後の費用と比較する際に役立つ

「書類が全然揃っていない」場合でも相談はできる?

書類が揃っていない場合でも相談できるか

「書類が何も準備できていない」「家計をまったく把握していない」という方でも、FP相談を受けることはできます。

ただし、準備できる情報の量によって、相談でできることの精度が変わります。

FP伊藤

「どんな書類を準備したらいいかわからない」というお声をよく聞きます。伊藤FPオフィスでは相談前チェックリストをご用意しておりますので、お気軽にお問い合わせください。また、最低限「1ヶ月の出費がわかる情報(家計簿・通帳・おおよその金額)」と「源泉徴収票など1年間の収入がわかるもの」があれば、おおよその試算はできます。まずはその2点だけ確認してからご連絡いただければ大丈夫です。

準備状況別:相談でできること
準備の状態相談でできること
◎ 全書類揃っている詳細なキャッシュフロー表の作成・精度の高い予算設定・保険見直し提案
○ 源泉徴収票+おおよその支出おおよその借入可能額・返済可能額の試算・方向性の確認
△ 収入金額のみわかる大まかな資金計画の方向性を確認する(次回に向けての宿題整理)
▲ 何も準備なし相談できる内容・今後の準備の進め方をご案内

オンライン相談での書類の共有方法

オンライン相談での書類の共有方法

最近はZoomやGoogle Meetなどを使ったオンラインFP相談も一般的になっています。オンラインでも対面と同じ資料を活用できます。以下の方法で書類を共有しましょう。

  • スキャンデータ・PDFをメール添付:相談前に事前送付すると当日の時間を有効活用できる
  • スマートフォンで撮影して画面共有:通帳・書類・源泉徴収票などをその場で見せることが可能
  • 家計簿アプリの画面共有:マネーフォワードMEなどのアプリを画面共有するとスムーズ
  • ExcelやGoogleスプレッドシートで収支をまとめて共有:自分でまとめた家計データを事前に送付する方法

書類をスマートフォンで撮影する際は、文字がはっきり読めるよう明るい場所で撮影し、ピントが合っているかを確認してください。

相談前に整理しておくと役立つ3つのこと

相談前に整理しておくと役立つ3つのこと

書類以外にも、以下の3点を事前に整理しておくと相談の密度が上がります。

① 「今一番知りたいこと」を1〜2つ決めておく

「なんでも相談しよう」と思って来られる方より、「この点をはっきりさせたい」というテーマを持っている方の方が、短時間で多くの収穫を得られます。例えば「この家計で3,500万円の物件を買っていいか判断したい」「毎月の返済をいくらまでにすべきか確認したい」など、具体的なほどよいです。

② 将来のライフプランを夫婦で話し合っておく

「子どもは何人希望か」「いつ頃購入したいか」「共働きをいつまで続けるか」「老後はどこに住みたいか」など、お二人の方向性が事前に整理されていると、キャッシュフロー表(年ごとの収入・支出・貯蓄残高を一覧にした表)の作成がスムーズになります。

③ 「希望する物件の条件」を大まかにまとめておく

「新築か中古か」「マンションか戸建てか」「エリアはどのあたりか」「広さの希望は?」といった条件を大まかにでも整理しておくと、住宅購入にかかる費用の試算がしやすくなります。物件の候補が絞れていなくても「千葉県内で3LDK・4,000万円以内」程度の条件があれば十分です。

よくある質問

よくある質問

通帳を持っていくのが恥ずかしいのですが……

FP相談では、家計の実態を把握するために通帳の内容を確認させていただくことがあります。ただし、買い物の内容など個人的な明細まで詳しく確認するわけではありません。「どのくらい収入があり、どのくらい使っているか」を把握するための参考資料として使います。FPは守秘義務を持っておりますので、安心してお見せください。

ねんきん定期便はどこに保管すればいいですか?

ねんきん定期便は毎年誕生月に日本年金機構から郵送で届きます。開封せず捨てている方も多いですが、老後の年金見込み額を確認できる大切な書類です。手元にない場合は「ねんきんネット(日本年金機構のWEBサービス)」にログインして確認することも可能です。

書類を郵送やメールで事前に送ることはできますか?

事務所によって対応は異なりますが、事前に収支メモや書類のスキャンデータをメールで送付することで、当日の相談をよりスムーズに進められる場合があります。個人情報が含まれる書類のメール送付については、相談前に担当FPに確認しましょう。

住宅ローンの審査前でも相談できますか?

もちろんです。むしろ審査を受ける前の段階が最も相談の効果が高いといえます。「どのくらい借りていいか」「どの金融機関に申し込むべきか」を審査前に整理することで、借入過多や審査落ちのリスクを下げることができます。

まとめ:まずは収入と支出の2点だけ確認してみましょう

FP相談の準備で最も重要なポイントをまとめます。

カテゴリー最低限準備したいものあると望ましいもの
収入源泉徴収票(直近1年分)給与明細(数ヶ月分)・確定申告書
支出1ヶ月の出費がわかるもの(家計簿・通帳・メモ)通帳(数ヶ月分)・固定費の明細
資産・借入貯蓄残高のおおよその金額ローン残高証明・生命保険証券・ねんきん定期便
物件情報物件の候補がなくても可検討中の物件のチラシ・パンフレット

まずは「1年間の収入がわかるもの」と「1ヶ月の支出の目安」さえあれば、おおよその試算はできます。書類が完璧に揃っていなくても、「まず話を聞いてみたい」という気持ちだけで相談に来ていただいて大丈夫です。

※ 本内容は一般的な情報提供を目的としており、特定の商品・サービスの購入や契約を勧めるものではありません。個別のご相談については、伊藤FPオフィスまでお問い合わせください。

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