物価上昇に負けない!資産運用はなぜ必要?【FPが解説】

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「物価が上がって、お小遣いでも前みたいに色々買えなくなったなぁ」

と感じること、ありませんか?
最近、ニュースでよく聞く「物価上昇」という言葉。

これって、私たちの生活にどんな影響を与えるのでしょうか?

この記事では、物価上昇が何か、なぜ起こるのか、そして私たちの生活にどう影響するのかを、解説しています。
さらに、物価上昇に賢く対応する方法もご紹介!

この記事を書いた人

伊藤 貴徳
伊藤FPオフィス代表

【保有資格】

  • 1級ファイナンシャル・プランニング技能士
  • CFP®︎ CERTIFIED FINANCIAL PLANNER
  • 宅地建物取引士
  • 証券外務員1種
目次

物価上昇ってなに?

物価上昇とは、簡単に言うと、モノやサービスの価格が全体的に高くなることです。

これは、私たちの日常生活に直接関わる重要な現象で、食料品から日用品、家電、燃料、外食、運賃など、あらゆるものの値段が上がることを意味します。

なぜ物価は上がるの?

物価が上がる理由はいくつかあります。

最近の日本での物価上昇は、新型コロナウイルスの影響やロシアによるウクライナ侵攻などにより、モノやサービスの提供が滞ったり、輸入するモノの国際的な相場が上昇したりしたことが大きな原因です。

また、円安による輸入コストの増加も影響しています。

円安とは、日本円の価値が下がることで、外国からモノを買う際により多くのお金が必要になる状態です。

生活にどんな影響があるの?

物価が上がると、私たちの生活費も増えます。
例えば、スーパーでの買い物が以前より高くつくようになったり、ガソリン代が上がったりします。
これにより、家計には大きな負担がかかります。

ただ、物価上昇は賃金上昇にもつながる可能性があり、企業が賃金を上げることで、私たちの収入も増えるかもしれません。

物価上昇のニュースを見たら、「また物価が上がったか…」と思ってしまいますよね。

しかし、物価が上がった…とお財布の紐を固くするのではなく、どう対応すべきかを考えることが大切です。

具体的には生活にどんな影響がある?

物価上昇は、私たちの生活にさまざまな影響を与えます。特に、日常生活に直接関わる食料品やエネルギーの価格上昇は、家計に大きな負担をもたらす事があります。

1. 生活費の増加
物価が上がると、私たちの生活費も増えます。
ガソリンや電気代、食料品など、日常的に使うものの価格が上昇すると、家計に直接的な影響が出ます。特に、生活必需品の価格上昇は避けられない支出であり、家計にとって大きな負担となります。

2. 賃金とのバランス
物価上昇が賃金上昇につながることもありますが、現在の日本では、賃金の上昇が物価の上昇に追いついていない状況が見られます。
これにより、実質的な所得が減少し、生活にゆとりがなくなることが懸念されます。

3. 資産運用への影響
物価上昇は、資産運用にも影響を与えます。
インフレ時代には、物価上昇に対応できる資産運用が重要になります。ただし、資産運用にはリスクが伴うため、慎重な判断が求められます。

資産運用ってなに?

資産運用とは、自分のお金を効率的に増やすために、さまざまな方法で投資することです。
これには、株式や債券、不動産、金など、多くの選択肢があります。

資産運用の目的は、将来のための貯蓄や、インフレによるお金の価値の減少を防ぐことにあります。

なぜ資産運用をするの?

「資産運用って、なんで大切なの?」と思うかもしれませんね。

今の時代は「低金利」と言われていて、銀行にお金を預けてもあまり利息がつかないんです。
でも、物価が上がると、同じお金でも前より少ないものしか買えなくなってしまいます。これを「間接的な購入量の減少」と言います。

例えば、100円で1個買えたお菓子が、物価上昇で120円になったとしましょう。同じ100円ではもう買えないですよね。これが、物価上昇による購入量の減少です。

ここで資産運用の出番です。資産運用とは、お金を株や不動産、金などに投資して、その価値を増やすこと。
例えば、100円を資産運用で120円に増やせれば、物価が上がっても同じお菓子を買うことができます。

つまり、資産運用は物価上昇による「お金の価値の減少」を防ぐ助けになるんです

でも、資産運用にはリスクもあるので、しっかり学んでから始めることが大切ですよ。

資産運用の種類

資産運用にはいくつかの種類があります。代表的なものには、以下のようなものがあります。

  • 株式投資:企業の株を購入し、その価値の上昇や配当金を得る方法です。
  • 債券投資:国や企業が発行する債券に投資し、定期的な利息を得る方法です。
  • 不動産投資:不動産を購入し、賃貸収入や価値の上昇を目指す方法です。
  • 投資信託:専門家が多様な資産に分散投資を行い、その運用成果を分配する方法です。

資産運用のメリット

資産運用の大きなメリットは、自分が働かなくてもお金を増やすことができる点です。
また、インフレによるお金の価値の減少を防ぐこともできます。
さらに、経済や投資に関する知識が身につくことも大きな利点です。

資産運用のデメリット

資産運用にはリスクも伴います。
投資したお金が元本割れする可能性があり、また、お金が増えるまでに時間がかかることもあります。
資産運用は、リスクとリターンを理解した上で行うことが大切です。

物価上昇時に資産運用が重要な理由はなに?

先ほどの通り物価上昇、つまりインフレが進むと、私たちの持っているお金の価値が実質的に下がってしまいます。
これは、同じ金額でもモノを少なくしか買えなくなることを意味します。
そんな時、資産運用がとっても大切になるんです。

1. お金の価値の目減りを防ぐ

インフレが進むと、銀行に預けているお金の実質的な価値が下がります。
たとえば、100万円があっても、物価が2倍になれば、そのお金の価値は半分になってしまうんです。だから、資産運用を通じてお金を増やすことが大切なんです。

2. インフレに強い資産を持つ

インフレに強い資産、例えば株式や不動産、金などに投資することで、インフレの影響を受けにくくなります。
これらの資産は、物価上昇とともに価値が上がる傾向があるからです。

3. 分散投資でリスクを管理

資産運用では、リスクを分散することが重要です。
株式だけでなく、債券や不動産、金など、さまざまな資産に分散して投資することで、リスクを抑えつつ資産を増やすことができます。

物価上昇に強い資産運用の方法

物価上昇、つまりインフレの時代には、お金の価値が目減りするため、資産運用がとても重要になります。インフレに強い資産運用の方法を紹介します。

1. インフレに強い資産を選ぶ
インフレ時には、物価が上昇するため、不動産や金などの実物資産や、株式、投資信託などの有価証券が有効です。
これらの資産は、物価上昇に連動して価値が上がる傾向があります。

  • 不動産投資:物価が上がると不動産の価格や家賃も上昇する可能性が高くなります。
  • 金投資:金は世界中で公正な価格で取引され、有事の際に価格が上昇する傾向があります。
  • 株式投資:企業の業績が良くなると株価が上昇するため、インフレ時には株式投資が有効です。

2. 分散投資でリスクを管理
分散投資は、リスクを分散し、資産を守るための重要な戦略です。
異なる種類の資産に投資することで、一つの資産が価値を失っても他の資産でカバーできます。

3. 長期・積立・分散投資
長期的な視点で、定期的に少額を積み立てることで、市場の変動リスクを軽減できます。

特に「つみたてNISA」や「新NISA」を利用すると、非課税で長期的な資産形成が可能です。

物価上昇時には、ただお金を貯めるだけではなく、賢く資産を運用することが大切です。
インフレに強い資産への投資や分散投資を通じて、お金の価値を守りましょう。

物価上昇って心配ですけど、資産運用で上手に対応していけば、将来に向けて安心できるかもしれませんね!

まとめ:物価上昇に賢く対応しよう

物価上昇、つまりインフレは私たちの生活に直接的な影響を与えます。
物価が上がると、同じ量の商品やサービスを手に入れるためには、以前よりも多くのお金が必要になります。
ここでは、物価上昇に賢く対応するための方法をまとめてみましょう。

1. 節約を心がける

物価上昇時には、日々の生活費を見直し、節約を心がけることが大切です。
例えば、光熱費の削減、食費の見直し、不要な出費の削減など、日常生活の中でできる節約を実践しましょう。

2. 資産運用を考える

インフレ時には、単にお金を貯めておくだけでは、その価値が目減りしてしまいます。
そこで、インフレに強い資産への投資を考えることが重要です。

株式、投資信託、金、不動産など、インフレに強いとされる資産に分散投資を行うことで、資産の価値を守り、増やすことができます。

3. 長期的な視点を持つ

資産運用を行う際には、短期的な利益を追求するのではなく、長期的な視点を持つことが大切です。
特に「つみたてNISA」や「iDeCo」などの税制優遇制度を利用することで、長期的な資産形成を目指しましょう。

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