「生命保険って、どうやって選べばいいの?」
「30代の私には、どんな保険が合っているの?」
そんな疑問をお持ちのあなたへ。
生命保険は、私たちの大切な未来を守るための大事な選択です。
でも、たくさんある保険の種類のなかで、どのように選べばいいのか、分かりにくいですよね。
この記事では、30代の男性・女性におすすめの生命保険の種類や、保険選びのポイントを、わかりやすく解説します。

伊藤 貴徳
伊藤FPオフィス代表
【保有資格】
- 1級ファイナンシャル・プランニング技能士
- CFP®︎ CERTIFIED FINANCIAL PLANNER
- 宅地建物取引士
- 証券外務員1種
30代に生命保険は必要?

30代は、結婚・出産・マイホーム購入など、人生の大きな変化が多い時期です。
このようなライフイベントは、生命保険の必要性を高めます。
また、30代は病気や事故のリスクも徐々に高まる年齢であり、自分や家族のために生命保険への加入を考える方が多いです。
30代の生命保険加入状況

加入率
30代の生命保険加入率は男性が約74.3%、女性が約78.1%で、多くの方が何らかの生命保険に加入しています。

平均保険料
30代の平均月間保険料は、男性が約19,583円、女性が約12,583円です。
これは、男性が主たる生計者として家族を支えるケースが多く、より高い保障を求める傾向にあるためと考えられます。

いくら払ったらいいか迷ったら、一つの判断基準として押さえておきましょう!
30代におすすめの生命保険の種類
- 終身保険:
- 終身保険は、死亡や高度障害の際に受けられる保障が生涯にわたって続く保険です。
- メリット: 保障が一生続く、貯蓄性も兼ねている。
- 注意点: 定期保険と比べて保険料が高め、元本割れのリスクがある。
- 医療保険:
- 医療保険は、病気やケガによる入院・手術等の給付金を受け取れる保険です。
- メリット: 入院や手術の給付金が受け取れる、先進医療保障が受け取れる。
- 注意点: 最新の医療事情を把握することが重要。
- がん保険:
- がん保険は、がん治療に特化して保障される保険です。
- メリット: がんに手厚く備えられる。
- 注意点: 特約の保険料に注意しておく。
- 年金保険・養老保険:
- 年金保険は払い込んだ保険料を運用して、得られた成果を老後に年金として受け取る保険です。
- メリット: 老後資金を準備できる。
- 注意点: 途中で解約すると元本を下回るリスクがある。
- 定期保険・収入保障保険:
- 定期保険は、一定期間の死亡や高度障害に備えられる保険です。
- メリット: 保険料を抑えて保障を受けられる。
- 注意点: 保険料は掛け捨てとなる、更新型の場合保険料は上がっていく。
- 学資保険:
- 子どもの教育資金を用意できる保険です。
- メリット: 子どもの進学時に給付金がもらえる、貯蓄性も兼ねている、契約者が亡くなった場合、以降の保険料払い込みが免除される。
- 注意点: 途中解約による元本割れリスクがある。
30代男性の生命保険の選び方


30代の男性は、家族を支える主たる生計者としての役割が増える時期です。
このため、万が一の時に家族を経済的に守るために生命保険が重要になります。
また、自分自身の健康や将来のリスクに備えるためにも、生命保険の加入を検討することが大切です。
30代男性の生命保険の選び方
- 未婚男性の場合
未婚男性は、主に自分自身の健康や将来のリスクに備える必要があります。
医療保険やがん保険に加入して、病気やケガによる治療費や収入減少に備えることが重要です。
生命保険は、葬儀費用や遺品整理などの費用をカバーする程度のものを選ぶと良いでしょう。 - 既婚男性の場合
既婚男性、特に子どもがいる場合は、家族を経済的に守るための保険が必要です。
生命保険は、家族の生活費や子どもの教育費をカバーできる額を選ぶことが大切です。
医療保険やがん保険も、家族の生活を支えるために重要な役割を果たします。
30代男性が考慮すべきポイント
- ライフステージに合わせた保険選び
未婚か既婚か、子どもの有無など、自分のライフステージに合わせて保険を選ぶことが重要です。 - 保険料と保障内容のバランス
保険料の支払い能力と必要な保障内容を考慮し、バランスの良い保険を選びましょう。 - 将来のリスクに備える
病気や事故など、将来起こりうるリスクに備えて、適切な保険に加入することが大切です。
30代女性の生命保険の選び方


30代女性は、ライフステージの変化が大きい時期です。
結婚、出産、キャリアアップなど、さまざまなライフイベントがあります。
この時期には、女性特有の病気のリスクも高まるため、生命保険の見直しや加入が重要になります。
30代女性におすすめの生命保険の種類
- 医療保険
30代女性は、女性特有の病気や妊娠・出産に関連するリスクが高まります。
医療保険に加入することで、病気やケガによる治療費の負担を軽減できます。 - がん保険
乳がんや子宮がんなど、女性特有のがんのリスクが高まる年代です。
がん保険に加入しておくと、がん治療にかかる高額な費用に備えることができます。 - 就業不能保険
仕事を休むことになった場合の収入減をカバーするために、就業不能保険が有効です。
病気やケガで働けなくなった際に、生活費や治療費のサポートを受けることができます。 - 個人年金保険
老後の資金準備のために、個人年金保険の加入も検討する価値があります。
公的年金だけでは不足しがちな老後の生活費を補うために役立ちます。
30代女性が保険を選ぶ際のポイント
- ライフステージに合わせた保険選び: 結婚や出産など、ライフステージに応じた保険を選ぶことが重要です。
- 女性特有の病気に備える: 女性特有の病気やがんに対する保障を重視して保険を選びましょう。
- 経済的な負担を考慮する: 保険料の支払い能力を考慮し、無理のない範囲で適切な保険を選ぶことが大切です。
30代におすすめの生命保険の種類


30代は、結婚や出産などのライフイベントが多い時期です。
このため、自分や家族の将来を守るために生命保険への加入を検討する方が多くいます。
また、30代は比較的健康で保険料が低めに設定されることが多いので、保険選びには最適な時期と言えます。
ライフステージ別 30代におすすめの生命保険の種類


独身の場合
医療保険を中心に、がんなど生活習慣病に備えた保障を検討しましょう。将来の積立を考えた貯蓄型保険の検討も効果的です。


夫婦の場合
医療保険やがん保険のほか、お互いの万が一の保障を準備し、必要な分だけ生命保険を備えます。


子どもがいる場合
収入保障保険を活用して高額保障を確保し、長期的な治療が必要になった時のために就業不能保険やがん保険、特に女性は女性特有のがんに備えることが大切です。
また、子どもの将来に備えて積立型保険の活用も有効です。
生命保険選びのポイントと注意事項
生命保険の選び方
生命保険を選ぶ際には、以下のポイントを考慮することが重要です。
現在のライフステージ(独身、既婚、子育て中など)に応じて、必要な保険の種類や保障額が異なります。
将来の計画(家の購入、子どもの教育費など)に基づいて、必要な保険を検討します。
病気や事故、死亡などのリスクを考慮し、それに対応する保障額を検討します。
保険料の支払いが家計に与える影響を考慮し、無理のない範囲で保険を選びます。
保険の約款や特約、免責事項などをしっかり理解し、自分に合った保険を選びます。
ポイント
- 保険の種類を理解する
死亡保険、医療保険、がん保険、介護保険など、各保険の特徴を理解し、自分に合った保険を選びます。 - 公的制度の活用
公的年金や高額療養費制度など、公的制度の利用を考慮して、保険を選ぶことが大切です。 - ライフステージの変化に対応する
結婚、出産、住宅購入など、ライフステージの変化に応じて保険を見直すことが必要です。
まとめ:30代のための生命保険選び
30代は人生の大きな転機を迎える時期であり、生命保険の選び方もそれに応じて変わります。
この年代は、結婚、出産、キャリアの変化など、ライフステージが大きく変化するため、保険選びが特に重要になります。
保険加入の現状
30代の男女の生命保険加入率は約74%から78%で、多くの人が将来のリスクに備えています。
平均保険料は、男性が月間約19,583円、女性が約12,583円となっており、ライフステージや性別によって異なる保険ニーズが反映されています。
保険選びのポイント
- ライフステージに合わせた選択: 独身、既婚、子どもの有無など、自分のライフステージに合わせた保険を選ぶことが重要です。
- リスクへの備え: 病気や事故、死亡などのリスクに対して、適切な保障を確保することが大切です。
- 公的制度の理解: 公的年金や高額療養費制度など、公的制度の利用を考慮して、保険を選ぶことが重要です。
保険の種類と選び方
- 生命保険: 家族を経済的に守るために重要です。
- 医療保険: 病気やケガによる治療費の負担を軽減します。
- がん保険: がん治療にかかる費用をカバーします。
- 就業不能保険: 働けなくなった場合の収入減をカバーします。
保険選びにおいては、自分のライフスタイルや将来の計画を考慮し、リスクと保障額をしっかりと確認することが重要です。
また、保険料の支払い能力や保険商品の詳細を理解することも大切です。
ライフステージの変化に合わせて保険を見直し、自分や家族に合った保険を選びましょう。